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引越し業界の闇

この度、目黒から埼玉へと引越しをすることに相成りました。

というのも、ここ1年半ほど同棲をしていたのですが、
築50年越の1Kで管理費込で家賃8万円という、
なんともまぁ微妙な物件に住んでおりまして、、、。

そもそも26にして同棲をしていて、
何が辛いかってプライベートが全くないことなんですね。

家に帰ったら彼女が常に自分が何しているのかを見ていて、
通勤中の電車では同じ車両に乗った人の目が見ていて、
会社では同僚達に見られているわけじゃないですか。

別に悪いことしたいわけでも無ければ、
人に見られてやましいことがあるわけでもないですし、
彼女はともかく、通勤電車の人や同僚がそこまで自分に注目しているわけではないのですが。
やはり人間、一人で好きなことに時間を割きたいことも多々あるわけで。

そこで自分の部屋を得るべく引越すことにしたのです。
ただ、まだまだ薄給の手前、家賃額を増やすのには抵抗がありまして、
同じ8万円という価格帯でかつ、部屋が多い、
通勤でそこまで苦労しない場所というので、埼玉に住むことになりました。

住む場所は不動産ポータルサイトのHOME'Sにお世話になって、
見つけた家に問い合わせを行い、
連日不動産会社を巡っては希望・条件などを突きつけて探して見つけました。

不動産会社の人間は、個人的にはとても好きな人種で、
竹を割ったような爽快さと、根性。
話も盛り上がりますし、自分はエンジニアなので「良い営業」とかの持論は持ちあわせておりませんが、
とてもああいう人たちは好きですね。


その半面、引越し業界はとても闇だと感じてしまいました。


まぁ家が決まると、
いつから鍵を渡されるか(もちろんそれは家賃の発生を意味する)って話になるわけですが、
鍵を渡されたまま家を放置すると、家賃が発生していますので、住み始めないと損するわけで。

けど、家具がないことには生活もままならないなら、
引越しで家具を持ってこなくてはならないんですね。

これまで親まかせに生きてきた手前、
その辺の事情に精通していなかった僕は、
またHOME'Sにお世話になって引越し業社を探しました。

一括問い合わせというサービスで、
住所を書いて電話番号を書いて、運んで貰いたい荷物のチェックを入れて、
いざ送信!これで各業社から、「うちなら幾らでやるよ!」てきなメールが殺到して、
うまく相見積もりすればちょっとお得に引っ越せる!なんて考えていたのですが。。。

ちなみにこの一括引越しサービスで送信したのが、
諸事情により朝4:00頃だったのですが、
一番はじめにレスポンスがあったのが、朝4:05。
レスポンス方法電話。

さて、引越しの見積もり依頼も出したし、
そろそろ寝るかって時に震え出す電話。

え?なに??
と思い、フリーダイヤルからの着信を受ける朝4:05

「もしもし?お問い合わせいただいた○○社です!」
「はい。。」
「引越しに関しまして今から2,3分お時間いただけないでしょうか?」
「すみません、そろそろ寝るので明日にしてもらえないでしょうか?」

個人的な意見ですが、
ちょっと非常識すぎませんか?

こっちが電話したならいざ知らず、
Webサービスで問い合わせているのに、
時間帯も考えずに電話ですよ??

人によったらもしかしたら、
cron登録でサービス問い合わせしてることだってありえるじゃないですか?
まぁその例はあまりに稀有ですけど、
にしたって、朝4:00のレスポンスは非常識だと感じました。

それからというもの、
サイトからは15社程度に見積もりを行ったのですが、
毎日電話三昧。

うめつくされる着信履歴。
フリーダイヤルは出ないって決めてても、
ケータイと思しき番号からも着信が。あれ?誰か番号変えてたの登録してなかったかな?
とか思ってでるとやっぱり「すみません、引越しの○○社です!」

挙げ句の果てには僕がソフトバンクであることを見越してか、
インスタントメッセージを飛ばしてくる強者まで現れました。

不動産会社が、問い合わせに対して、
しつこく噛み付いてくるというのは聞いていたのですが、
不動産会社ではなく、引越し業者の方がかなり手口が悪い印象を強く受けました。

明らかにコールセンターから、
電話に出た時も第一声が「もしもし?」とか普通。
まぁ別に自分の常識を押し付ける気はありませんが、
気分よく建設的な会話をする上でのマナーとか態度ってあるじゃないですか?

特にひどかったやり取り

「もしもし?○○社ですけど」
「はい?」
「引越しの○○社ですけど。」
「ああ、はい。」
「この度は電話見積もりという事でよろしかったでしょうか?」
「いえ、メールで見積もりというサービスで問い合わせたのですが。」
「あぁ、うちメール見積もりやってないんですわ」
「?けどこちらはメール見積もりで・・・」
「電話見積もりでよろしかったですね?」

ツー、ツー、ツー

とまぁ、そんな引越し業界の闇を一身にうけ、
精神的な摩耗をしたため、同じ苦しみを味わう人がなるべく少なくなるよう、
この場で少し実態を共有させて頂きました。

一括問い合せ自体はそれ以上に楽で効率のよい方法はあまりパッとは思いつきませんが、
それをした結果、着信の嵐になることは、予め覚悟した上で、
申し込みをしたほうが、精神的には健全でいられるのではないでしょうか?

なんせまぁ引越し業界はまだまだ発展途上と言わざるを得ないですね。